2024.04.08 お知らせ
今日、4月8日はお釈迦様の誕生日です
この日は様々なお寺でお花まつりとして生誕をお祝いしています。
お釈迦様はマーヤー(摩耶)夫人がお産のために実家へ里帰りする途中に
ルンビニ(藍毘尼) の花園で休んでいた時にご誕生されました。
ルンビニーの花園は現在のネパール領になります。
釈迦族の王子様として好きなものを与えられ、
何不自由なく育てられましたが、
いつも心が満たされず大きな苦悩があり、
あるきっかけがあって出家の道を歩むことになりました。
その後苦行を経て最後に座禅をしている時に悟りを開かれました。
七日七晩坐禅をされて八日目の朝に明けの明星をみてこの世の真理を悟られました。
約2500年も前の出来事で、そのころから比べると文明も発達し、
車や飛行機が生まれどんどん近代化され、世の中は大きく変化していますが、
人間の心は2,500年経った今でも変わっていません。
だからこそ「真理」と呼ばれるものなのです。
そんなお釈迦様が説いた一説をご紹介します。
「人は心にもとづき、心を主とし、心によって創り出される」(ダンマパダ第1章1)
今目の前に起きていることはすべて自分自身の心から作られたこと
ということです。
シンプルなのですが、すごく理解しがたく、
反発さえしてしまうこの言葉ですが、
お釈迦様の教えを学べば学ぶほどこの言葉の意味の奥深さに驚きます。
夜も寝れないくらい多くの悩みを持ち、
毎日毎日苦しい思いをされたお釈迦様だからこそ
「どうしたら悩みがなく人が幸せに生きれるのだろう」
ということを問われたのだと思います。
私たちが読んでいるお経は、
「こういう風にすると幸せに生きることができるよ」
というお釈迦様の言葉が書かれています。
仏教は仏道とも言います。
生きる道、生きていくための道。
きっとあなたの道しるべになってくれるはずです。